アンダーワールドの戦い

アリスに母はいなかった。

聞けば、この魔術学校の目の前に、雪ノ日、捨てられていたらしい。

だが、丁寧に毛布で包んであり、その毛布の中にはメッセージカードが入っていた。

12ノ月、氷花ノ祭りの日、空から光が降り注ぐとき、我が子を迎えに行く。

それ以来、魔術学校の小さなベル係として働き、大きくなると寮で暮らし始めた。

そこで、王家の遠縁の者のライと出会った

眉目秀麗、容姿端麗、才色兼備、文武両道、頭脳優秀の王家の息子のライは数え切れないくらい、告白を断ってきた。

その度に、アリスの名前を出しているため、無罪のアリスに敵は多かった。

アリスは魔術の天才で、潜在能力が計り知れぬと言われてきた。

普段はドジな無垢な少女だが.......

氷ノ魔術、時ノ魔術に長けるアリスに、ライは深く魅力されていた。

つまり、お互い必要な存在だった。
アリスはライを家族と思っていたし、ライも然り。

いつか、アリスはライと結婚すると思っていた

だが、その願いは叶わなかった……