first love

仕事は大切。

初めて一番になれた。
輝けた場所。
初めての、私の居場所。

ずっとこのままでいたい。
夜の世界の一番でいたい。



だけど、翔だけには応援されたくないよ。





「ねぇ、翔」

「ん?」

「あたしも頑張るから、
あんたも頑張ってよ。
あたしも一番じゃない翔は見たくないよ」


あんたが、一番じゃないあたしを見たくない理由とは違うだろうけど。





「あんたの調子が悪いのがあたしのせいなら、あたしいなくなるから」



本当はこんなこと、言いたくないし
離れたくないけど。



「ありがとな、頑張るよ」