鏡越しに見える翔の切ない顔。
耳元に感じる翔の吐息。
行かないで、なんて言われたら、あたし……
「なーんて。
せっかくマナミちゃんが約束してくれてきたのにそんなこと言っちゃダメだよな」
勝手な男だよね。
あたしの気持ちをかき乱す。
あたしはこうして普通を装うことで必死なのに。
「…そうだよ。
準備できないから離して」
あたしがそう言う翔は素直に離れた。
「うそ、キスして」
…何、言っちゃってるんだろう。
翔の顔すら見れないくせに。
気持ちが、感情が、
止められなくて。
「お前からして」
耳元に感じる翔の吐息。
行かないで、なんて言われたら、あたし……
「なーんて。
せっかくマナミちゃんが約束してくれてきたのにそんなこと言っちゃダメだよな」
勝手な男だよね。
あたしの気持ちをかき乱す。
あたしはこうして普通を装うことで必死なのに。
「…そうだよ。
準備できないから離して」
あたしがそう言う翔は素直に離れた。
「うそ、キスして」
…何、言っちゃってるんだろう。
翔の顔すら見れないくせに。
気持ちが、感情が、
止められなくて。
「お前からして」
