ねぇ、翔。




本当は初めて出会った時からこうなること分かってた。

ハマったら抜け出せなくなることも分かってた。







それでも、怖かった。

あたしが一人になることも


あんたを一人にすることも。






あたしとあんたはあまりにも似すぎてたから。


あたしが一人が怖いように、
あんたも一人が怖いはずだから。












それなのに、翔、

あんたを一人にしてごめん。



約束を守れなくてごめん。




神様。
もしいるのなら、どうか


翔を孤独から守ってください。