あと1日。

あと1日でなんとかしなきゃ。





あたしはケータイのアドレス帳から片っ端に電話やメールをした。









そして次の日、
翔がまだ寝てる昼間から同伴に出かけた。


普段ならこんな早い時間からなんて絶対にあり得ない。



だけど、とにかく必死だった。

No. 1のためならなんでもする。






同伴からホテル。

その代わり、店でお金を落としてくれる男たち。


トイレで吐いては飲んで、
あたしはとにかく必死だった。




「美華、大丈夫?」

マナミや店長にも心配されるほどだからよっぽどだったんだろう。







「美華ちゃん、今日、アフター行ける?」

この客も…どうせやりたいだけ。



でもいい。
それでも一番が欲しい。


一番じゃなきゃ意味ない。


あたしは頷いて、客に視線を送る。




なんでもするから金を落として。










枕キャバ嬢だと言われてもいい。

なんだってする。

この歌舞伎町で一番でいれるなら、それでいい。