first love

「ホテル、もどろ。」



あたしたちは手を繋いでバス停まで歩いた。



他に何かを話すでもなく
ただただ翔があたしの手を強く握りしめてくれていた。






寒いはずなのに、暖かかった。



こんな幸せを感じたのは初めてだったから
少し苦しかった。



心が、キュッとなって戻らなかった。











あたしの弱さも強さも
全部受け入れてくれるのは翔だけだった。







もう一生、怖いものなんてないよ。
あんたがいれば、あたし
それでいい。
生きていける。
幸せになれる。