first love

あたしは翔の腕の中で深い眠りについた。





北海道へ出発する日、先に目を覚ましたのは翔だった。




「翔…はやいね。」

眠い目をこすりながらベランダでタバコを吸う翔にくっつく。



「なんかワクワクして目が覚めちゃった」




「あたし計画立てるの下手だから翔みたいに上手に案内できないよ」

「別になんだっていーよ。
北海道に美華と行けるだけで。」






翔の誕生日は明日。

その前日の今日から3日間、北海道にはいるつもり。

北海道で翔の誕生日を迎えるつもりでいた。









あたし達は沖縄へ行った時と同じように手を繋いで駅まで歩いた。





「今日もさっみーなぁー」


「あっちもっと寒いからね」

「沖縄人の俺、凍え死なないかな(笑)」


そんなバカなこと言ってあたしを笑わせる。







飛行機に乗り込むと翔は
「美華ちゃんのこといっぱい教えてね」
と言った。



「もうこの前話したことがほとんどなんだけど」



「美華ちゃんの初めての彼氏のこととかー、初めてエッチしたやつのこととかー。」

「もー、バカ」


翔の冗談にあたしはケラケラ笑う。