目がさめると、カーテンの隙間から日差しが入り込んでいた。





「やば、寝すぎちゃった……」



引き続き、頭がガンガンする。



あたしはバスローブを着て、準備されていた朝ごはんを食べながらテーブルの置き手紙を見た。





"仕事なのでお先に失礼します。
来週また店で会おう"



いつものだ。

あたしにとってはこれくらいが、楽でいい。








あたしはフルーツを口に頬張るとシャワーを浴びてホテルを出た。


タクシーの中でケータイを見ると、
そこは翔からの何件もの着信。