あたしは1度家に戻り、
出勤の準備をした。





あたしは、返り咲かなきゃいけない。

マイさんに負けたくない。

翔の隣を譲りたくない。





あたしにできることはこれしかないんだから、もう頑張るしかないんだ。





あたしは20歳の誕生日に翔が買ってくれたドレスを入るだけキャリーに詰め込んで家を出た。








ここ歌舞伎町であたしの第二の物語が始まろうとしていた。