翔はバッグを持って玄関へと向かい、あたしはそれを見送ろうと翔を追いかけた。
「誕生日、一緒にいてくれてありがとな」
「別に…何もしてないし……」
「何もしてなくはないけど…」
言葉に詰まる。
なんて返せばいいのか分からなくて。
すると翔は突然プッと吹き出した。
「なに」
「いや、お前可愛いなーって思って。」
「は?!」
またあたしをバカにしてからかう。
「心配しなくても何もしてねーよ!」
「はい???」
「昨日のこと!
俺、ソファーで寝てたっしょ?
朝方寒くて目が覚めて、お前がベッドで寝てたから一緒に寝させてもらっただけだよ!」
……えっ。
あたしはそれを聞いた瞬間、恥ずかしくなった。
「もしかして、何かあったほうがよかった?」
赤くなるあたしの顔を覗き込む。
やっぱりこいつ、むかつく!
「別に!だったらよかった!
じゃーね!クソホスト!」
あたしは恥ずかしさに耐えられなくなって無理やり翔を家から追い出した。
「何あいつ…」
一人になった部屋で、空いた皿を片付けながら
気づけばあたしの頭の中は翔でいっぱいになっていた。
「誕生日、一緒にいてくれてありがとな」
「別に…何もしてないし……」
「何もしてなくはないけど…」
言葉に詰まる。
なんて返せばいいのか分からなくて。
すると翔は突然プッと吹き出した。
「なに」
「いや、お前可愛いなーって思って。」
「は?!」
またあたしをバカにしてからかう。
「心配しなくても何もしてねーよ!」
「はい???」
「昨日のこと!
俺、ソファーで寝てたっしょ?
朝方寒くて目が覚めて、お前がベッドで寝てたから一緒に寝させてもらっただけだよ!」
……えっ。
あたしはそれを聞いた瞬間、恥ずかしくなった。
「もしかして、何かあったほうがよかった?」
赤くなるあたしの顔を覗き込む。
やっぱりこいつ、むかつく!
「別に!だったらよかった!
じゃーね!クソホスト!」
あたしは恥ずかしさに耐えられなくなって無理やり翔を家から追い出した。
「何あいつ…」
一人になった部屋で、空いた皿を片付けながら
気づけばあたしの頭の中は翔でいっぱいになっていた。