「あたしのこと、好き?」


「うん」


「どれくらい?」


「どうやって言葉にしたらいいのかわかんない」


「マイさんとどっちが好き?」



その質問に、翔は笑った。



「比べもんになんねーよ。」










信じないよ。




だってもうこれ以上傷つきたくない。





あんたのこと全て知りたいけど



傷つくのも怖いよ。





「美華ちゃん、今日はごめんね。

もう寝よう」




翔はあたしを抱きしめながら目を瞑った。




「うん、おやすみなさい」

あたしも翔の胸に顔を埋めて眠りついた。