受け止めると言ったくせに




何もできなかった。


あたしは翔を傷つけてはいないだろうか。















過去を受け入れるなんて、




できるわけないよね、翔。





何も分かってなかった。


あんたのこと、






何も分かってなかったあたしを、どうか許してほしい。












だけど翔、



それでもあたしは
あんたを知れてよかったと思うんだ。






それはあんたをこの闇の中から救い出したかったからだよ。

ずっと、ずっと。