「沙奈ちゃんが、傷つくと綾音も傷つくから」 薫君は、前を歩いている綾音を愛おしそうに見つめながら言った 綾音は、そうゆう子だ 人のことを自分のことのように考えて 人の悲しみを、自分のことのように悲しむ それは、同情とかじゃなくって 彼女の優しさ 薫君は、そんな彼女のことをよくわかっていた