「のぞむん!!」



調子が悪くて入院している綾音ちゃんが、走って俺のところまでやってくる





俺は今、芽花の病室の前のいすに座っていた




俺は、あの時、沙奈を責めて、すごく後悔していた



沙奈のあの悲しそうな顔を思い出すたび、胸が痛くなる




沙奈がやるわけないのに……