今、届け【完】

「…すみません、綾音の調子が悪くて」

小さい声で、近くにいた先生に報告をする

綾音の体調がよくないことは、どの先生も知っている

もし、倒れたときにパニックにならないようにってね

「…そうか、今は大丈夫なのか?」

ほら、ただ遅刻しただけなのに優しく声をかける

「はい」

2人が怒られない方法がこのやり方

綾音には悪いけど

怒られるよりはマシだろう

何か言いたそうな先生を無視して

綾音と一緒にクラスの列に入った