次の日、学校から帰りパトロールにいくとまた会ってしまった。
私は、気づかないふりをして目の前に右に曲がる細い道があったのでそこを曲がった。そのとき、いきなり腕を捕まれ、口に何かを当てられた。
『…ッン、離し、て……』
するとさっき会った男の人が
「おいっ、お前らその子を離せ!」
そういうと、私を捕まえていた手を離し逃げて行った。
「大丈夫か?」
『はい。…大丈夫です。』
「だから来るなと言ったのに…お前が毎日ここに来る理由は何だ!」
ここまで来るといつまでも言われそうだから
『理由は言えません。でも私は、あなたに何を言われようとここに来るのはやめません。』と言った。すると
「…はぁ、わかった。ここに来るときは絶対に俺に連絡しろ!絶対だぞ!」
というからしょうがなく携帯の番号を教えた。