今でも、その人が何を言っていたのかわからない。
私に何を伝えたかったのか。それは、ただ、知りたい。
あの時から私は、だんだんと記憶をふとした時に取り戻すことになる。
空襲での記憶は夏場七月、八月がひどくなる。
差別になってしまうかもしれないが、私は黒人が怖い。
高校生の頃から私は、あるコンビニエンスストアでアルバイトをしている。
やはり、コンビニでは黒人は避けられない。
田舎といっても外国人のお客様は来るものだ。
私のレジに来てしまうとお釣りを渡すとき手が震えてしまうしまともに目を合わせることができない。困ったものである。



