山の入り口、赤い鳥居の前に集まる谷の人々、そして……その赤い鳥居に引っ掛かっている何か。
その光景に不安を感じ、俺は慌てて駆け出した。
引っ掛かっているものが何かというのは、見た時点で気付いていたのに、頭がそれを理解するのを拒否している。
「大輔!待て!」
哲也が止めるのも聞かずに、それが何なのかを確かめようと。
そして、俺が鳥居に近付いた時……それの正体がはっきりと分かった。
「最初の犠牲者が出たか……」
「おい、誰か早く下ろしてやれ」
谷の人達の反応は……これを見ても冷静だった。
もっと大騒ぎになっても、取り乱す人がいてもおかしくないのに。
ボタボタと大量の血を流し、体内から出てしまった内臓が垂れ下がった、人間の上半身。
蔵から消えた勝浩の、上半身だった。
初めて見る人間の内臓に、胸にこみ上げて来る熱いものを感じる。
道の脇にそれを吐き出して、後ろから来ている哲也達に「見るな」という意味を込めて首を横に振った。
だけどそれを聞くような二人じゃない。
「う、嘘でしょ……何でこんな事に……」
何がどうなって、こんな事になったのかは分からない。
これは俺達に対する警告なのか。
惨殺された勝浩は、恐怖に顔を歪ませて絶命していた。
その光景に不安を感じ、俺は慌てて駆け出した。
引っ掛かっているものが何かというのは、見た時点で気付いていたのに、頭がそれを理解するのを拒否している。
「大輔!待て!」
哲也が止めるのも聞かずに、それが何なのかを確かめようと。
そして、俺が鳥居に近付いた時……それの正体がはっきりと分かった。
「最初の犠牲者が出たか……」
「おい、誰か早く下ろしてやれ」
谷の人達の反応は……これを見ても冷静だった。
もっと大騒ぎになっても、取り乱す人がいてもおかしくないのに。
ボタボタと大量の血を流し、体内から出てしまった内臓が垂れ下がった、人間の上半身。
蔵から消えた勝浩の、上半身だった。
初めて見る人間の内臓に、胸にこみ上げて来る熱いものを感じる。
道の脇にそれを吐き出して、後ろから来ている哲也達に「見るな」という意味を込めて首を横に振った。
だけどそれを聞くような二人じゃない。
「う、嘘でしょ……何でこんな事に……」
何がどうなって、こんな事になったのかは分からない。
これは俺達に対する警告なのか。
惨殺された勝浩は、恐怖に顔を歪ませて絶命していた。



