食人姫

「俺と大輔も行く。残りは帰るかここにいるか好きにしろ」


……俺か!?


いや、何か危険がある可能性を考えたら、俺よりも源太の方がどうにか出来そうだけど。


「じゃあ、僕と由奈は着替えだけしてこようかな。またここに戻って来るよ、泊まりの準備をして」


泊まりか……昔は週末になったら誰かの家に泊まってたりしたなあ。


「だったら、俺の着替えも取って来てくれよ。部屋に荷物を置きっぱなしにしたままだから、それごと持って来てくれても良いけど」


「分かった。今日も大輔と一緒だね。えへへ、嬉しいな」


そんな事を言ってる場合じゃないのに……でもまあ、着替えを持って来てくれるんだから文句は言えない。


「まあ、日が暮れねえうちにさっさと行くぞ。化け物が出る前にな」


そうして、俺達は哲也の家を出た。


俺と哲也と未来は戻って来ない勝浩と直人を探しに。


源太も家に戻るのだろう。


外で三人と別れると、俺達は勝浩の家に向かった。


それにしても何だ。


俺の前を哲也と未来が歩いていると心強く感じる。


二人とも俺より身長が高くて、俺がチビに思えてしまう。