俺達が欲しいと思っていた情報は、蔵に隠されていた。
後は……この蔵から出るだけなんだけど、何をしてもそれが出来なくて、俺と由奈は入り口近くに腰を下ろして誰かが来るのを待っていた。
「昨日、私達を襲ったのは昔、山賊に襲われた人の幽霊って事で良いだよね?」
「このノートに書いてある事が本当なら、そうだろうな。ちょっと気になる部分もあるけどさ」
暗闇の中、ノートをポンっと叩いて見せる。
問題は、この指だよなあ。
木箱に入っているとはいえこんな物を持ち歩くのは嫌だ。
だからと言って、元の場所に戻しておくわけにもいかないし……。
由奈は知らないと言っていたけど、大体の見当は付く。
この指と、ノートの持ち主が誰か。
きっと、由奈のおばさんに当たる人。
だけど、仏間で寝ていた時に、そこにこの女の子らしき遺影はなかった。
だから知らないのかもしれないな。
「……気になる部分ってどこ?何も言わないで黙っちゃってさ」
「ん?ああ、33年毎に、谷に不幸が起こったって書いてあるだろ?大量に人が死んだってさ。だったら儀式をしていない頃はどうやってあの化け物から逃れる事が出来たんだ?」
後は……この蔵から出るだけなんだけど、何をしてもそれが出来なくて、俺と由奈は入り口近くに腰を下ろして誰かが来るのを待っていた。
「昨日、私達を襲ったのは昔、山賊に襲われた人の幽霊って事で良いだよね?」
「このノートに書いてある事が本当なら、そうだろうな。ちょっと気になる部分もあるけどさ」
暗闇の中、ノートをポンっと叩いて見せる。
問題は、この指だよなあ。
木箱に入っているとはいえこんな物を持ち歩くのは嫌だ。
だからと言って、元の場所に戻しておくわけにもいかないし……。
由奈は知らないと言っていたけど、大体の見当は付く。
この指と、ノートの持ち主が誰か。
きっと、由奈のおばさんに当たる人。
だけど、仏間で寝ていた時に、そこにこの女の子らしき遺影はなかった。
だから知らないのかもしれないな。
「……気になる部分ってどこ?何も言わないで黙っちゃってさ」
「ん?ああ、33年毎に、谷に不幸が起こったって書いてあるだろ?大量に人が死んだってさ。だったら儀式をしていない頃はどうやってあの化け物から逃れる事が出来たんだ?」



