「その箱に何かあるの?随分古い物みたいだけど」
「分からない……さっき幽霊が出てさ、ここにその幽霊がいるんだってさ」
「え、何それ……やめてよ!変な事言うのは!」
俺だって言いたくねえよ。
こんな話してると、また出て来そうで怖いし。
身体の水分が抜けて、小便をチビる事はないだろうけど、出来るならもう二度と見たくはない。
それが、由奈にどことなく似ているならなおさら。
それに……逃げようったって、閉じ込められているから逃げられないし。
「やっぱりただの箱か。もしかして、この中の物をどこかに移動させたって事はないよな?」
どれだけこの中を掃除していないかは分からないけれど、その可能性はないわけじゃない。
「この蔵を開けてるのなんて見た事ないよ……って、あれ?」
懐中電灯の光を箱に当て、ジッと見詰めている俺の隣を不思議そうに見たのだ。
そこに目を向けると……箱のおかげで埃が被っていない床に、30センチ四方の切れ目があったのに気付いた。
木目が他の床とは違う。
まるで、蓋をされているかのようなその板に触れてみると……カタカタと動く。
ただ被せられただけの板を取ってみると……中に、一冊のノートと、それよりも小さな木の箱がそこにあったのだ。
「分からない……さっき幽霊が出てさ、ここにその幽霊がいるんだってさ」
「え、何それ……やめてよ!変な事言うのは!」
俺だって言いたくねえよ。
こんな話してると、また出て来そうで怖いし。
身体の水分が抜けて、小便をチビる事はないだろうけど、出来るならもう二度と見たくはない。
それが、由奈にどことなく似ているならなおさら。
それに……逃げようったって、閉じ込められているから逃げられないし。
「やっぱりただの箱か。もしかして、この中の物をどこかに移動させたって事はないよな?」
どれだけこの中を掃除していないかは分からないけれど、その可能性はないわけじゃない。
「この蔵を開けてるのなんて見た事ないよ……って、あれ?」
懐中電灯の光を箱に当て、ジッと見詰めている俺の隣を不思議そうに見たのだ。
そこに目を向けると……箱のおかげで埃が被っていない床に、30センチ四方の切れ目があったのに気付いた。
木目が他の床とは違う。
まるで、蓋をされているかのようなその板に触れてみると……カタカタと動く。
ただ被せられただけの板を取ってみると……中に、一冊のノートと、それよりも小さな木の箱がそこにあったのだ。



