ドンドンと扉を叩いても、外にいるであろう人は何も言わない。
俺達を解放してくれる気すらないのだろう。
そうでなければ、俺達がいるタイミングで閉めたりはしないだろうから。
「だ、大輔君……」
男勝りな由奈も、さすがにこの
状況には不安を感じたのか、弱々しい声で俺を呼ぶ。
「……開かない。閉じ込められた。で、でもまあ大丈夫。4時に哲也の家に集合するって言ってたんだから俺達が来なかったらおかしいと思うはずだろ」
出来るだけ由奈を不安にさせないようにと、ここから出られる事を強調して話したけど……どうしてこうなったかが分からない。
わけの分からない化け物に襲われて、それは一体何なのかを知ろうと調べ始めた途端これだ。
「う、うん……じゃあ、それまで待つ?」
「……調べよう。どうせまだ外に出られないなら、さっきの続きを」
俺がそう言うと、由奈が諦めにも似た溜め息を吐いたのが分かる。
怖くて不安が強くて、動かずにじっとしていたいのだろう。
だけど、儀式は待ってくれない。
俺達がのんびりしていたら、化け物の事を知る前に、麻里絵が助ける前に儀式が行われてしまうから。
俺達を解放してくれる気すらないのだろう。
そうでなければ、俺達がいるタイミングで閉めたりはしないだろうから。
「だ、大輔君……」
男勝りな由奈も、さすがにこの
状況には不安を感じたのか、弱々しい声で俺を呼ぶ。
「……開かない。閉じ込められた。で、でもまあ大丈夫。4時に哲也の家に集合するって言ってたんだから俺達が来なかったらおかしいと思うはずだろ」
出来るだけ由奈を不安にさせないようにと、ここから出られる事を強調して話したけど……どうしてこうなったかが分からない。
わけの分からない化け物に襲われて、それは一体何なのかを知ろうと調べ始めた途端これだ。
「う、うん……じゃあ、それまで待つ?」
「……調べよう。どうせまだ外に出られないなら、さっきの続きを」
俺がそう言うと、由奈が諦めにも似た溜め息を吐いたのが分かる。
怖くて不安が強くて、動かずにじっとしていたいのだろう。
だけど、儀式は待ってくれない。
俺達がのんびりしていたら、化け物の事を知る前に、麻里絵が助ける前に儀式が行われてしまうから。



