「はぁっ!?麻里絵が死ぬ!?なんだよそれ!」
昨夜、集会所で哲也が聞いた言葉、そして光が知っている事を話すと、勝浩が真っ先に声を上げた。
女子は知っていて、男子は知らない儀式の末路。
「その話、冗談だよな?今の世の中、人が死ぬ儀式があるなんて信じられないよ……」
源太は半信半疑といった様子か。
俺だってあの化け物に襲われるまではそうだったから、すぐには信じられないのも無理はない。
「それで、何とか麻里絵が死なないようにしたいんだ。皆だって友達が死ぬなんて嫌でしょ?」
「当たり前だろ!で、どうすれば死ななくて済むんだ!?何か方法があるんだろ!?」
物凄い勢いで光に詰め寄った勝浩。
今にも光を布団の上に押し倒してしまいそうだ。
「それを考えようとしてるんだけど……勝浩、痛い……」
「あ、ご、ごめん」
何を照れているんだ勝浩。
相手は男だぞ。
「ちょっと待てよ。俺は頭が悪ぃから、難しい事は分からねえ。麻里絵を助けるってのには賛成だけどよ、もしも儀式の時に麻里絵がいなかったらどうなる?形だけでも儀式はすんのか?」
そうなって、誰も犠牲にならないなら良いんだけど、多分そういうわけにはいかないだろう。



