食人姫

「ふふっ、じゃあ二人とも仲良くね」


イラズラっぽく笑って襖を閉めて、自分の部屋へと戻った光。


隣の部屋は居間で、おじさんとおばさんの声が聞こえる。


「良かったわ大輔君で。出来心でも良いから光と間違いが起きてくれないかしら」


「心配ないさ。健全な男なら、同じ部屋で寝てて手を出さない根性なしなんていないさ。これで光も嫁の貰い手が出来るな、わはは!」













……わはは!じゃねえよ!


なんて事を言ってるんだよおじさんとおばさんは!


俺と麻里絵が付き合ってたって、谷の人間なら誰でも知ってるはずだろ?


その麻里絵と由奈は友達でだなあ……って、そういう話じゃないだろ。


「おい、由奈。仏間で寝なきゃいけないって本当か?おじさんとおばさん、妙な話を……」


と、光の話の信憑性を疑いながら、隣の布団にいる由奈に顔を向けた時……俺はとんでもない物を見てしまった。











由奈が、尻をこちらに向けて、穿いていたジーンズを脱いでいたのだ。











性格に似合わない、ピンクのパンツが俺の目を釘付けにする。


「ちょ!ゆ、由奈!まさかお前……」


二人の話に触発されて、その気になったんじゃないのかと、俺は焦りを覚えた。