考えすぎだったかな。
他の女の子や、由奈の兄である光が知っている事を由奈が知らないとは思えない。
由奈は分かりやすい女の子だから、隠し事なんて出来ないし。
「大輔君さあ、麻里絵ともっと連絡取りなよ?彼氏なんだからさ。いつも寂しそうにしてるんだよ?」
そう言われると……心が痛い。
高校に入って、慣れない環境で必死になっていて、ろくに連絡が取れなかったなんてただの言い訳だよな。
1年以上音信不通で、てっきり自然消滅したかと思っていたのに。
まだ麻里絵は思っていてくれたのか。
「ま、私が彼女だったら、1年も連絡なかったら次に行くけどね。あの子は一途なんだよ」
「ふ、普通はそうだよなあ。うん」
そんな話をしながら、由奈の家がすぐそこにある……という所まで歩いた時だった。
突然由奈が足を止めて、俺は掴まれたままのTシャツで後方に引っ張られて動きを止めた。
「お、おい!急に止まるなよ!」
「だ、大輔君……何……あれ」
「はあ?俺を怖がらせようったって……」
と、言いながら由奈が指差す田んぼの方に目を向けると……それはいた。
水が張られ、苗が植えられた田んぼの中に……黒い人影のような物が、月明かりに照らされて浮かび上がったのだ。
他の女の子や、由奈の兄である光が知っている事を由奈が知らないとは思えない。
由奈は分かりやすい女の子だから、隠し事なんて出来ないし。
「大輔君さあ、麻里絵ともっと連絡取りなよ?彼氏なんだからさ。いつも寂しそうにしてるんだよ?」
そう言われると……心が痛い。
高校に入って、慣れない環境で必死になっていて、ろくに連絡が取れなかったなんてただの言い訳だよな。
1年以上音信不通で、てっきり自然消滅したかと思っていたのに。
まだ麻里絵は思っていてくれたのか。
「ま、私が彼女だったら、1年も連絡なかったら次に行くけどね。あの子は一途なんだよ」
「ふ、普通はそうだよなあ。うん」
そんな話をしながら、由奈の家がすぐそこにある……という所まで歩いた時だった。
突然由奈が足を止めて、俺は掴まれたままのTシャツで後方に引っ張られて動きを止めた。
「お、おい!急に止まるなよ!」
「だ、大輔君……何……あれ」
「はあ?俺を怖がらせようったって……」
と、言いながら由奈が指差す田んぼの方に目を向けると……それはいた。
水が張られ、苗が植えられた田んぼの中に……黒い人影のような物が、月明かりに照らされて浮かび上がったのだ。



