しばらくして俺は、由奈を連れて外に出た。
何も言わずに手を引いて出たから、由奈は何が起こっているか分からずに戸惑っているようだったけど。
普通なら、光と哲也の死を伝えれば良いだけかもしれない。
だけど俺は、由奈に知って欲しかった。
どこで、どうやって皆が殺されたのか。
そして、その憎しみを共感して欲しかった。
それは、俺のただのわがままかもしれない。
由奈の事を考えれば、連れて行くべきではないのだろう。
だけど、谷の大人達への恨みが強くて、人の事を考える余裕すらなく、俺は神社に向かって歩いていた。
「大輔君?どこに行くの?もしかして……」
「神社だよ。そこに哲也も光もいる。どうにかしてやらないと」
そう言った瞬間、引っ張る光が軽くなる。
俺が強引に引っ張っていたけど、自分の意思で歩き始めたのだ。
「そこに、お兄ちゃんがいるの?だったらどうして帰ってこないんだろ」
その答えを言うべきか。
いや、でも言ったらどうなる?
由奈は行くのをやめるかもしれない。
そうなれば、谷の大人に恨みを抱く事はないかもしれない。
どうして光を、哲也を助けなかったんだと責められるかもしれないから。
それを避ける為に、俺は自分勝手に由奈を連れて行こうとしているんだ。
何も言わずに手を引いて出たから、由奈は何が起こっているか分からずに戸惑っているようだったけど。
普通なら、光と哲也の死を伝えれば良いだけかもしれない。
だけど俺は、由奈に知って欲しかった。
どこで、どうやって皆が殺されたのか。
そして、その憎しみを共感して欲しかった。
それは、俺のただのわがままかもしれない。
由奈の事を考えれば、連れて行くべきではないのだろう。
だけど、谷の大人達への恨みが強くて、人の事を考える余裕すらなく、俺は神社に向かって歩いていた。
「大輔君?どこに行くの?もしかして……」
「神社だよ。そこに哲也も光もいる。どうにかしてやらないと」
そう言った瞬間、引っ張る光が軽くなる。
俺が強引に引っ張っていたけど、自分の意思で歩き始めたのだ。
「そこに、お兄ちゃんがいるの?だったらどうして帰ってこないんだろ」
その答えを言うべきか。
いや、でも言ったらどうなる?
由奈は行くのをやめるかもしれない。
そうなれば、谷の大人に恨みを抱く事はないかもしれない。
どうして光を、哲也を助けなかったんだと責められるかもしれないから。
それを避ける為に、俺は自分勝手に由奈を連れて行こうとしているんだ。



