「誰だっ!」
静かな夜、物音には細心の注意を払って移動していたのに、よりによってこんなタイミングで音を立ててしまうなんて。
「す、すまん!」
そんな言葉で済むはずがないというのは分かってる。
だけど哲也は、俺の肩をポンッと叩いて耳元でこう囁いたのだ。
「良いからお前は麻里絵を助けろ」
そう言い、生け垣から飛び出すと、哲也は本殿の前の広場に向かって駆け出した。
「ま、待て!止まれ!し、侵入者だ!」
哲也の行動に、警護達が騒ぎ始める。
広場で哲也を取り押さえようと、本殿の警護も追いかけて。
俺がミスしたばかりに、哲也が警護に追われる羽目になった。
なんてミスをしたんだよ俺は!
「大輔、哲也が囮になってくれてるから行こう。麻里絵を助ける為に来たんでしょ」
そんな、自己嫌悪に陥る暇も与えてくれない事態だと、光が俺を急かす。
哲也が引き付けてくれているおかげで、本殿の警戒が薄い。
悪いという思いと、麻里絵を助けたいという思いが混ざり合い、立ち止まってはいけないと足が動く。
素早く本殿の正面に移動し、賽銭箱の陰に身を潜めた俺と光は、様子を伺った。
静かな夜、物音には細心の注意を払って移動していたのに、よりによってこんなタイミングで音を立ててしまうなんて。
「す、すまん!」
そんな言葉で済むはずがないというのは分かってる。
だけど哲也は、俺の肩をポンッと叩いて耳元でこう囁いたのだ。
「良いからお前は麻里絵を助けろ」
そう言い、生け垣から飛び出すと、哲也は本殿の前の広場に向かって駆け出した。
「ま、待て!止まれ!し、侵入者だ!」
哲也の行動に、警護達が騒ぎ始める。
広場で哲也を取り押さえようと、本殿の警護も追いかけて。
俺がミスしたばかりに、哲也が警護に追われる羽目になった。
なんてミスをしたんだよ俺は!
「大輔、哲也が囮になってくれてるから行こう。麻里絵を助ける為に来たんでしょ」
そんな、自己嫌悪に陥る暇も与えてくれない事態だと、光が俺を急かす。
哲也が引き付けてくれているおかげで、本殿の警戒が薄い。
悪いという思いと、麻里絵を助けたいという思いが混ざり合い、立ち止まってはいけないと足が動く。
素早く本殿の正面に移動し、賽銭箱の陰に身を潜めた俺と光は、様子を伺った。



