二人を連れてやって来た、夕方に登ったお地蔵さんの裏の斜面。
ペンライトを取り出してそこを照らしてみると、陽が出ている時とは違った様相を見せている。
なんとか登れていた斜面が、今は人の侵入を拒絶するかのような断崖に見えてしまう。
「ここは……昔登った記憶があるな。でもよ、暗闇でここは危険じゃねえか?足を滑らせたら、下手すりゃ死ぬぞ」
斜面の上の方を見上げて、哲也が不安そうに溜め息を吐く。
「だけど、正面から行ったら確実に殺されるだろ。だったら死なない可能性に賭けて行くしかないと思うんだよ」
昼間に行けたから夜も行けるなんて、簡単に考え過ぎだというのは分かってる。
人の侵入を拒む、壁のような斜面を見て、そんな簡単ではないという事くらい。
「そうだね。昔は大輔が一番登るの下手だったら、大輔が行けるなら僕と哲也は大丈夫だよ、きっと」
「まあそうだけどよ。神社に辿り着く前に死にましたは洒落になんねえぞ」
そうならないように、慎重に進むしかない。
儀式を止める為に、麻里絵を救う為には、時間を掛けてでも神社に辿り着かなければならないのだから。
ペンライトを取り出してそこを照らしてみると、陽が出ている時とは違った様相を見せている。
なんとか登れていた斜面が、今は人の侵入を拒絶するかのような断崖に見えてしまう。
「ここは……昔登った記憶があるな。でもよ、暗闇でここは危険じゃねえか?足を滑らせたら、下手すりゃ死ぬぞ」
斜面の上の方を見上げて、哲也が不安そうに溜め息を吐く。
「だけど、正面から行ったら確実に殺されるだろ。だったら死なない可能性に賭けて行くしかないと思うんだよ」
昼間に行けたから夜も行けるなんて、簡単に考え過ぎだというのは分かってる。
人の侵入を拒む、壁のような斜面を見て、そんな簡単ではないという事くらい。
「そうだね。昔は大輔が一番登るの下手だったら、大輔が行けるなら僕と哲也は大丈夫だよ、きっと」
「まあそうだけどよ。神社に辿り着く前に死にましたは洒落になんねえぞ」
そうならないように、慎重に進むしかない。
儀式を止める為に、麻里絵を救う為には、時間を掛けてでも神社に辿り着かなければならないのだから。



