まあ……俺が直人の立場でもそう言うかな。
何をしようとしているか分からないのに、賛成なんて出来ないっていうのは分かる。
仕方ない、賛成が確定するまで見せるつもりはなかったけど。
「俺と哲也が助かったのは、これのおかげなんだよ」
そう言い、ポケットから木箱を取り出して皆見せた。
「これは……小谷実香の指?」
メガネをクイッと上げて、俺の手の上にある木箱をマジマジと見詰める直人。
「マジだぜ。これがなかったら、俺も大輔も今頃は化け物の腹ん中だ。これがな、化け物から守ってくれるんだよ」
ここぞとばかりに哲也も援護射撃。
大人が誰もいない田んぼの中の小屋で、一晩生き延びた俺達が言うんだ。
直人も、その事実だけは受け止めたようだ。
「……それをなんとかして麻里絵に渡せたら……化け物に食われる事はなくなるってわけか。僕達は儀式を済ませた事のある大人と一緒にいれば良い……そういう事か」
いや……正直そこまで考えていたわけじゃないけど、確かにその方法なら大丈夫かもしれない。
「そ、そういう事。化け物に食わせようとしても、これがある限り食われる事はない。麻里絵は助かる」
何をしようとしているか分からないのに、賛成なんて出来ないっていうのは分かる。
仕方ない、賛成が確定するまで見せるつもりはなかったけど。
「俺と哲也が助かったのは、これのおかげなんだよ」
そう言い、ポケットから木箱を取り出して皆見せた。
「これは……小谷実香の指?」
メガネをクイッと上げて、俺の手の上にある木箱をマジマジと見詰める直人。
「マジだぜ。これがなかったら、俺も大輔も今頃は化け物の腹ん中だ。これがな、化け物から守ってくれるんだよ」
ここぞとばかりに哲也も援護射撃。
大人が誰もいない田んぼの中の小屋で、一晩生き延びた俺達が言うんだ。
直人も、その事実だけは受け止めたようだ。
「……それをなんとかして麻里絵に渡せたら……化け物に食われる事はなくなるってわけか。僕達は儀式を済ませた事のある大人と一緒にいれば良い……そういう事か」
いや……正直そこまで考えていたわけじゃないけど、確かにその方法なら大丈夫かもしれない。
「そ、そういう事。化け物に食わせようとしても、これがある限り食われる事はない。麻里絵は助かる」



