「早よ・・・急げやこのポンコツエレベーター!」
一人用のエレベーターの『開』のボタンを連打しながらそう叫んだ。
彼女の名前は明智ミナミ大阪出身で自称最後の河内弁の伝承者と言っている。
「こないな状態で何、ナレーションみたいな事やってんじゃい このアホんだら」
バシッ
「頭ばっかどくつなや!え?どくつ?どつく?」
「どっちゃでもええわ!」
バシッ
「せやさかいにどつくなや!
ミナミがあんな事するからこないな事になったんやろ?自業自得や!」
「うっさいわ!ボケナス!」
スカッ ゴンッ
「痛ーっ」
「アホや・・・」