「ジェラシーな〜…。」
文化祭当日、体育館でオープニングセレモニーが行われてる中、俺はダイに相談をしていた。
「俺、そういうのマジで分かんねぇんだよな。」
「でも、咲希がそう言ったんだろ?…咲希と桃さんって仲良しだし、間違いはないんじゃねぇの?」
「だよな〜。…やたら美由ちゃんに対して、闘争心?みたいな目つきしてたしなあ。」
「今日ちゃんと確かめようぜ!俺らも2人でちょっと回りたいし、2人っきりになって聞けよ?な?」
「おう……。」
あー、確かめるのは怖い……。
もし、ただ俺のことが嫌いになっただけだったら……。
耐えられない。

