『ー留守番電話に接続し……ー』

そのアナウンスにイラっとし、電話を切る。

どんだけ、留守電繋がんないのよ!!!!!



タケちゃん、全然電話出ない。

終わったら電話するって言われてたのを待ちきれない桃も悪いんだけど……。



「はぁ〜〜…。」

虚しくなって、ベッドに寝転がった。

部屋にある掛け時計を見ると時刻は、午後11時。


まだかなぁ〜〜……。



"ブーッブーッ"

テーブルに置いていた携帯が震えた。


"タケちゃん"

ディスプレイに表示された名前に少しほっとしながら通話ボタンを押す。