電車くるの40分くらい時間あるな
あれ?
ゲーセンの近くにダンス習うとこ
あったっけ?
見覚えのない建物を見ていると
中から人が出てきた
あれ?
あの人って公園で会った人?
見ていると目があった
「 あ 」
覚えてる?
『 こ、こんばんわ? 』
「 ふっ 」
え?笑った?
「 こんばんわ 」
『 ダンス習ってるんですか?』
「 見たらわかるでしょ 」
そーだよね
ここから出てきたんだもん
ってゆーか…
『 なんでうちの高校の制服
着てるんですか… 』
「 え? 」
『 え? 』
「 俺、橋元だけど。」
『 ……はい? 』
俺、橋元だけど?
この人が橋元くんなわけないじゃん
橋元くんは眼鏡かけてる
真面目くんだよ?
「 聞こえてるんですけど
しかも俺、真面目くんじゃねーし 」
『 え?!
エスパー…… 』
「バカかよ 」
すると、バックの中から
何かを取り出した
「 ほら、眼鏡 」
『 ‥‥‥橋元くんの眼鏡
って橋元くんダンス習ってたの?!』
「 それ、さっきも聞いた 」
『 あ、そっか 』
「 あんた電車通だったよね? 」
『 うん 』
「 行くぞ 」
『 は、はい 』
それにしても学校で見る格好と
全然違う……
学校じゃ、髪型少し寝癖ついてて
ボサボサなのに
今はワックスつけてなんかカッコいい
制服だって少し乱れてるし……
って、私は変態か!!
「 なに見てんの 」
『 え?!いや学校の格好と今の格好
全然違うなぁーって
学校でもそーゆー格好しないの?』
「 めんどくせーからしねーよ 」
『 え 』
学校でしたら絶対モテるのに…
「 なに 」
『 なんでもないです 』
そう答えたらいきなり
橋元くんの顔が近づいてきた
『 ?!// 』
「 そーゆー言おうとして
言わないやつ嫌いなんだけど。
なに言おうとしたんだよ
言え。」
『 ほ、ほんとになんでもない!// 』
私がそう言うと離れた
「 ふーん 」
び、ビックリしたあ////
心臓に悪いよ。
