目が覚めた時には大翔はもういなかった

「先生、今何時間目ですかー?」

「あ、目が覚めたのねー。今6時間目がちょーどおわったとこよー」

「あ、はーい」

ってことは.....

部活!?

「先生、ありがとうございました!!!」

「え!あ、はーい」

私は急いで教室に走って行きかばんに教科書を詰め込んだ

早く行かなきゃ

そしてついた場所は音楽室

教室に入ろうとすると誰かに呼ばれた

「春歌せんぱーい、遅いですよー」

そう言ってきたのは私のパートのこ

三日月 志乃

2年生で春歌と同じパート

「ごめんねー!」

「楽器出しておきましたよー」

受け取ったのは フルート

私の大事な楽器

小4で習い事として始めたのがきっかけ

親に頼んで買ってもらってからずーっと使ってる私の大事な楽器

「ありがとう」

「いえいえ、そういえば部長が探してましたよ。」

「あ、りょーかい」

私は音楽室に入った