「あ、あのさ
前に0駅のコンビニで似た人見たから」

「そうじゃないかなーって」

実際は、本当に人違いだった。

「話かけなくて正解だったね。」
「私、そこでバイトしてないよ?」
「そういえば、ゆうき君はバイト
してたっけ?」

「あ。やっぱ違ったか」

少し照れくさそうに笑ってから

「うん、俺、バイトでこの辺よく
来たりするから」

「そか!バイト、大変なんだね。」

「んー確かに大変だけど」
「メイコさんのバイトも結構大変だよね」

「んまぁまぁって感じかな」

そういってロッカーを閉めて
私はいつもの端っこの席に戻った。