新しくクラスが変わって慣れない場所に
ビクビクしつつも
ポツンと一つ窓を眺めている人がいる。

そう、これが私。
前髪が長くてthe根暗!って感じで!
そんな私が体験した

触れたら消えてしまいそうになるほどの
柔らかいシャボン玉みたいな出来事。


ボケーっとしていると

「やっほー!めいこ!遊びに来たよー!」

「ん?」

彼女は、前のクラスで一緒だった
ゆうな だ。

「めいこ!新しいクラス、どう?」

「んんー・・・なんか、あんま・・・」

「そかそか!まあ、慣れてくるって!」

「だと・・・いいんだけど・・・」

「そうだ!お昼、一緒に食べない?」

ゆうなは私の返事を聞いていたのか
聞いていなかったのか
めちゃめちゃ笑顔で聞いてきた

「あれ?もうそんな時間だっけ?」

ブルーな気持ちをなんとか拭おうと
しながら私はゆっくり答えた。

彼女は新しいクラスが嬉しいらしく
お昼の間も

ずうううっと話が止まらくて
頭の中で私は、
「彼女がいつ酸欠で倒れても
私がフォローしなきゃ!」
とか考えてた。


「授業、午後もダルいけど
お互いに頑張ろうね!」

そう言って
ゆうなのマシンガントークから開放された。

午後は何だっけ・・・
新しくもらった時間割を見てみると
そこには

「ぐえ・・・理科・・・」

ますます午後がダルくなると思った。
薄暗い教室に薄暗い気持ちで向かうと

誰もいない・・・・・・
いや・・・違う・・・いるけど・・・

どちら様ぁぁぁ!??