「俺、邪魔だった?」

「そんなことないよ!」

「ま、言わなきゃ高校生には見えねーだろ。」

「大丈夫、大丈夫。」


皆の微酔いの様子を見て、
はじめて、この3人で居ることに違和感を感じた。


「ケイ、なに飲む?」

「あ、コーラ」

「じゃあ、あたしもウーロン茶。」

「え、何?どーしたの?」

「そーだよ今更。なあ、ケータ!」

「あぁ。気ぃ使わないでイイよ。」

「そーもイカないんじゃないのぉ。あんただって、この前そーだったじゃん!年下の彼女に合わせて、デレデレしちゃってさ〜。」

「デレデレなんかしてねーっつーの!気丈に振る舞ってただろうが!」

「そうだったそうだった。男らしかったよぉ、珍しく。」

「なぁに、琴乃ちゃんまで〜!」

「なによ。ホメてあげたんじゃん。」

「ま、どうせ柄じゃなかったですよ!結局、長くは続きませんでした!ふんっ!」


その言葉に、琴乃と亜希がチラッと目を合わせたのを、俺は見逃さなかった。


(あ〜、そーゆーコトかぁ。アレ、じゃあ、両思いじゃん!え、でも亜希ちゃんって、彼氏が居たんじゃねーの?)


だから聞いてみた。

「じゃあ、今フリーなのは紺野くんだけ?」


すると、その質問に答えたのは…