ガラッ

「慧莉兄。」

「うわぁぁあ!可愛い女の子じゃ〜ん!」

「ほんとだぁぁあ!どうしてここにぃ〜?」

「あー。えーっと。榴 慧莉いますか?」

「慧莉君に何の用?」

うわっ。一気にキャラ変わったな。

「いや。あの。お母さんがウチのお弁当と慧莉兄のお弁当間違えて入れてたので交換に。」

「あ〜。そういう事!待っててね!」

「はぃっ!」

「慧莉くぅ〜ん」

「んだよ!テメェ。殴られてぇのか!?」

あれゎ喧嘩してるな

「ちょっ!慧莉君ダメだって。」

「慧莉君の妹ちゃん慧莉君を止めて!」

「仕方ないなぁ。失礼します。」

テクテクテクテク

ヒュ…

「慧莉。お前何してんだよ。」

「は、榛さん…。いえ。何も…」

「じゃあさぁ。何?この拳」

「こ。これゎ!」

「死ね」

ドスッ

「お弁当だけ交換していくから。
じゃーね。」

「す、スゲェ。榴さんを黙らせるだなんて」

「ねぇ!慧莉君の妹ちゃん!名前ゎ?」

「榴榛です」

「榛ちゃんねぇ…。よろしく!」

「よろしくお願いします」

「うん!うちゎ鈴唯 レイ !
コイツゎ珠洲 スズ!
よろしくね!」

「鈴唯先輩に珠洲先輩ですね。」

「やめてよ!親しく呼んで!」

「鈴唯ちゃんに珠洲ちゃんですか?」

「敬語もいいよ!」

「おい!四始 シシ に戸蒔 トマキ !俺の榛に何して…「お前のじゃねーから。ウチゎウチの。分かった?」いや!俺のだか「ウチのっつったらウチの。」はい。」

「お弁当置いといたから。早弁とかしてないよね?」

「えっ。あっ。お、おう!してねぇぜ!」

「チッ」

シュルシュル

パカッ

「はぁぁぁぁぁぁあ。あっりえない!」

「すまん!」

「今日昼飯おごれ」

「俺の食えば?」

「量多いからやだ」

「んだよそれ〜。俺…。金持ってきてねぇ!」

「ポケットから出てるチェーンがついたその黒い物体ゎ何?」

「ケータイだって!」

「ケータイにチェーン付けるやつがどこにいんだよ!
しかも。お母さんからメールでケータイ持っていくの忘れてるわって来たけど?」

「あ…えっと。」

「せーっかく奢ってくれたらお昼ご飯一緒に食べてあげよって思ったのにー」

「マジ!?おごる!」

(榛ちゃん。お昼ご飯奢らせるために自分を使った…。)

「じゃあ今すぐ購買。お昼時ゎ人多いからやだ。」

「おう!行こうぜ!」

「鈴唯ちゃんに珠洲ちゃん行ってきます」

「「行ってらっしゃーい!」」

テクテクテクテク

「琉美奈と凜衣も行こ?」

「「え?あ。うん!」」

「くっつくなクソ兄貴死ね。」

「なんだよー!」

「ウチゎ琉美奈と凜衣にくっつくから。」

ギューッ

「え!?榛?どうしたの?」

「ホントだよ!」

ボソッ「購買までこの状態でお願い」

ボソッ「「了解」」

「琉美奈ちゃんに凜衣ちゃんだよねぇ?
榛から離れてくれない?」

「うっせぇ。黙れ兄貴。
これ以上言うならもう兄貴って呼ばないから」

「ごめんって!」