「話なんだけど…。」

「話って何?」

「んー。じゃーねー。いいニュースと悪いニュース。どっちから聞きたい?」

「悪い!」

「悪い!」

「い…悪い!」

「じゃあ悪いニュースね。
あなた達ゎ変装して学校に行ってもらうわ」

「「変装して!?」」

「学校!?」

「「「なんで!?」」」

「学校ゎねママとパパ二人で決めたの。
変装ゎそんな地味とか関係ないわ。髪の毛ゎ黒髪のウィッグ。スカートゎ膝下それだけよ。カラコンゎ茶色ね」

「じ、じゃあいいニュースゎ?」

「いいニュース?3人とも同じ学園よ。
慧莉ゎ3年。琉維ゎ2年。榛ゎ1年から。」

「貴方達勉強ゎ出来るでしょ?
いや。出来ないことゎないよね?」

「「「はい。もちろんです。」」」

心の中でゎ。

慧莉

(うわ。やっべ。勉強してねぇわ)

琉維

(学校でドリルでもやっておこう)



(ま。大丈夫大丈夫。)

「まぁ。制服ゎそこにあるから早く用意していきなさい。
校長先生にゎあらかじめ遅れるって言っておいたから。」

「「「はーい。」」」

ガラッ

「どんな制服かな?」

「琉維姉。はしゃぎすぎ。」

「はしゃいでない。」

「おー。これか。ん?俺らの行く高校って何?」

「法鏡よ。」

バサバサバサッ

「「「ほ、法鏡…。」」」

「文句あるかしら?」

「ないです。ぜーんっぜんないです。」

「そ。じゃ。パパ!お出かけ行きましょ!」

「そうだな。」

バタンッ

「あっりえない!」

「よりによって法鏡って」

「大丈夫か?」

「まぁ。慧莉兄、琉維姉着替えよう!」



「榛ー!」

「何!?琉維姉!ノックしてよ!」

「榛…。すごい可愛い。」

「もういいよ。シスコンゎ。いらない。
はいはい。ネーチャンカワイイー」

「もーっ!照れるじゃん!」

こいつ。マジで言ってると思ってる。

「じゃ、琉維姉、慧莉兄先行くゎ。」

バタンッ

はーあー。疲れる。
いーっつも兄妹だけになったらこうなるんだから。