絶対にこの恋は

失敗なんかで終わらせたくないの…。

極度の女嫌いになってしまった優也に、

私という彼女ができて、
これまたみんな驚いている。


特に女子。


私になにかしたら、

ましろみたく正当防衛かなんかで殺されちゃうって思ってんのか、

へんな意地悪はされないからいーけど。

瑠璃亜は最近一緒にいない。

私の隣には、いっつも優也。



「色葉は俺の恩人だ…俺の大好きなやつだ。」


そんなゾクゾクするような言葉をかけてくれる。


「なぁ色葉…お前は俺のオンナだぞ?」


…あ。この言葉。聞くのは2回目だな。


「うん。優也も私のオトコだからね…?」


少し意地悪に笑って返す。


「ははっ。あたりまえだろ。」


あぁ…やっぱりかっこいい。

こんな自慢のオトコを、優也を、

勝ち取ったのは私。

そっと優也の手を取る。

握り返す優也。

そこに…