日付が変わり、今日は水曜日。

いよいよ、

ましろが学校に乗り込む日。

どーんな風に暴れてくれるかなあ〜♪

久々に見た彼女の顔は、


もう全てどうでもいい。


と言うような顔をしていた。

手にはナイフ。
ましろの綺麗な真っ黒い瞳。

そこではじゃっかん血走りを見せている。

精神崩壊でもしたのかしら?

さあ。思う存分に暴れ狂いなさい━━




「きゃーーーー!!」


「なんだこいつ!」


「ひぃっ」


そんなましろをみたみんなの驚きの声。

あちこちから悲鳴の数。



「ハァ、ハァ。ゆーうやくんっ♡
どっこかーしらぁ」



白沢高の制服を身にまとい、


優也を探している。


みんな感づくはずだ。


こいつは、
優也をストーカーしているオンナだって。


怖いだろうねえ。

そんなヤツが、凄い顔して乗り込んでくるんだから。


今日は、先生たちの出張日。


校内にいる先生と言えば、

いつ定年退職するか分かんないような
ジジイの教頭と、清掃員のババア。

どっちも使えないクズね。

だから私は、わざわざこの日を選んだの。

あともう少しで手に入る宝石。

邪魔なカスどもなんかに手こずって、

手放したくないからね。