アヤツリ

それにしても…気分が悪くなってきた。


男性経験のない私だ。


恋すらしたことがないのに、

何分か知らない男に抱きしめられているのが、とても苦痛だった。


「ねぇ」


男が話し始めた。


「な、に?てゆか、離してくんない?」


「用が済むまでムリだ」



「用?私になんの用があるってゆーの」


とても疑問で仕方なかった。