「じゃあ、いくよ?」




「あぁ」




「gamestart」




あたしの声で、吏蚪とやりあう




……やっぱり吏蚪は強い
動きが速くて、普通だったらついていけないだろう




だけど、あたしも伊達に黒姫やってるわけじゃないの




あたしは一瞬の隙を見つけて、吏蚪に少し強めに回し蹴りを入れた




吏蚪は膝をつきながらも何とか堪えてた




「げほっ……澪、絶対今の強めにやったでしょ」