頭の中が整理できたわけじゃないし、今だに太陽くんが何であたしなんかを選んだのか分からないけど、友達からなら初めてみたいと素直に思った。
太陽くんはあたしの手を握り返した。
「よろしくお願いします」
まさか高校生になって友達として手を握るなんて思いもしなかった。
しかも、イケメンな人気者に。
「え、それは友達としてよろしくってこと?恋人としてよろしくってこと?」
「は、はあ?いきなり恋人としてなわけないでしょっ。バカ元希っ」
「そりゃそうか。ま、一歩前進したからいーよな!ってことで、今からテスト勉強しに向かおう」
「え?」
太陽くんも驚いた表情で、あたしたちは元希の後を着いていくしかなかった。
完全に元希の流れに乗らされて、着いた先は商店街にあるよく行くハンバーガーショップ。
もう1人いた背の高い元希の友達はバイトがあるため一緒には来なかった。
あたしと元希と太陽くん。
ほんの30分前まではあり得ない組み合わせ。



