少女漫画とかだったら、普通はこういう時に男の子が追いかけてきて引き止めてくれたりするんだろうけど……
あたしたちの場合……そんなことあり得ない。
相手がひーくんな時点で、そんなシチュエーション諦めなきゃいけない。
散々あたしの気持ちかき乱しといて、自分が満足したらそれで終わり。
……それが、ひーくん。
かっくんはあたしに気を使ってか、さっきのひーくんの言葉を気にしてか、それからカラオケ屋に戻るまで話さなかった。
あたしもすぐに手を離して、少し距離を置いて歩いた。
カラオケの部屋に戻ると4人でとても盛り上がっていて、あたしたちも入った後はそのノリに乗って最後まで一緒に楽しむことができた。
そのおかげで余計にひーくんのことを考えることもなくなって助かった。
カラオケが終わるともう8時ということもあり解散した。



