「お取り込み中で悪いし、俺らも行こっか、桃ちゃん」
「そうだね、かっくん。邪魔しちゃ悪いもんね」
そんな敵意むき出しにしなくても、そもそもあたしはひーくんの眼中にないですよーだ。
関係もんねー、どうせ兄妹みたいな関係らしいしー。
そのあとかっくんは立ち上がり、あたしの手首を掴んだ。
バイバイ、ひーくん。
今日できっぱり忘れられるかは分からないけど……あなたのことはいい思い出として心に残しておく。
だからせいぜいその女の子みたいな巨乳で可愛いビッチちゃんたちと仲良くしていくことね……!!!
はっはっはっ……!!!
これからいい人を見つけていい恋をしてバラ色の高校生活を送ってやるんだから……!!!
あたしは、勝ち誇った気でいた。
「ひとつ、教えてやるよ」
ひーくんが……声を発するまでは。



