モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




さっきまでのあたしの怒りは結局大きな勘違いだと分かり、なんだか拍子抜けしてしまった。



とにかくこの旅行を台無しにしてしまったことを謝り続けるあたしにひーくんは優しく「勘違いさせた俺も悪いから」とさとしてくれ、普段意地悪なひーくんだけど今回ばかりは神様のように思えた。



仲直り……というか誤解が解けたということで、ひーくんからまさかの提案をされた。



「えっ、こ、ここの露天風呂⁈」


「せっかく露天風呂付きの部屋にしたのに入らなかったらもったいないだろ?見ないようにするから、ね?」



両手を合わせてお願い?と言わんばかりの子犬のような潤んだ瞳をするひーくん。



くぅっ……可愛いな……。



羞恥心よりも母性が勝り、渋々部屋についている露天風呂に一緒に入ることにした。



先にひーくんに入っててもらい、あたしは未だかつてないくらい心臓をドキドキさせながら身体にタオルをきつく巻きつけ、いざ戦いの場へ出陣した。