お茶を飲んで少し休憩し、もう温泉に入れるということなのでさっそく行くことにした。
部屋の露天風呂はまだあたしにはハードルが高く、一先ずひーくんに裸が見られない大浴場へと向かった。
「ゆっくりしてこいよ」
「ひーくんもね」
お互い声をかけ、男湯女湯へとわかれた。
ゆっくりしておいでと言われたものの、あたしにゆっくりする暇などない。
なぜなら、あたしもひーくんへのサプライズを考えているからだ。
なんて言ったってこの1年ひーくん自身が受験勉強を頑張ったからこそこうして合格できたんだから、ひーくんの合格祝いをしなきゃ彼女としての意味がない!
と言っても、なにをしたら1番喜んでくれるのかわからなかった。
その結果……英二くんにアドバイスを求め、ひーくんが最近欲しがってるらしい時計を買った。
某有名ブランドの時計で、ベルトの部分が黒革でこれから大学生になるひーくんにはぴったりだと思う。



