久しぶりのキスにドキドキが止まらず、自分でもどうしちゃったのかと思うほど慣れた手つきで再びひーくんの首に手を回した。



前のように瀕死状態にならずにしっかりとひーくんの愛を受け止められるようになったみたい。



気づかないうちにひとは成長しているらしい。



……そう思ったのもつかの間、するりとスカートの中にしまわれていたYシャツの隙間から手が侵入してきてブラジャーのホックは呆気なく外れた。



撫でるように動く手が冷たいからかくすぐったくて、いきなりのスキンシップに動揺も隠せない。



唇から離れたひーくんはそのまま下へ降りてあたしの首筋に狙いを定めた。



「ひゃっ……って、いった……!」



背中に触れる手は動きを止めぬまま、首にキスをされたかと思ったら次には勢いよく吸われて思わず苦痛の声が出た。



あたしのその反応がよっぽどお気に召したのかニヤリと笑ったあとに再び唇を塞いできた暴君俺様。



いやいやいや!

めちゃくちゃ痛いんですけど!



吸われた部分が一気に熱を帯びて熱いのがわかる。



それでもひーくんのペースに完全に流されているのは、こうして触れられていることが嫌ではないからなんだろう。