モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




久しぶりに近くに感じるひーくんの体温。



存在を確かめるようにゆっくりと伸ばした手はひーくんの右腕に触れた。



「仲直り、しよ?」



やっと言えた、と思った。



この短期間でいろんなことがあって、めったに使わない頭をフル回転させたけど、結局考えついた先にはどんなに悩んでもひーくんと仲直りすること以外なかった。



小さな頃から私の心の中はひーくんでいっぱいで。

嫌いになりたくてもなれなくて。

離れていてもまた会えば一瞬で好きが高まった。



あたしにとってひーくんはきっと……唯一無二の存在なんだ。



「はぁ……やべぇな」



うな垂れるようにため息をついたあと、あたしの方を見ようとせず困惑気味のひーくん。



「な、なにっ?なんか変なこと言った?」


「いや、なんでもない」



そう言いながら振り返ったひーくんの顔はいつものなにかを企んだようないたずらっ子の顔で、不覚にもそれにドキッとしてしまった。